元旦を富士山で迎える!冬登山は初心者でも可能か?!
2016/10/26
以前の記事で陸続きで行ける、
初日の出が日本一早く見られる場所が、
富士山山頂と書きました。
以前の記事はこちら
調べると富士山の登山期間は、
7月~9月までの夏の時期のみで、
それ以降は閉山します。
閉山時期でも許可などは必要なく登山はできますが、
夏の時期と比べて登山の難易度は格段に高くなります。
冬の時期は遭難の可能性が高くなりますから、
登山計画書を提出していれば、
もし何かあった時の救出活動がスムーズに進みます。
必須ではありませんが、提出すべきでしょう。
こういった必要な物が増えますから、
冬登山の危険性を含めて、
初心者でも登頂できるか調べてみました。
目次
冬富士の難易度は?
登山時期の富士山は、
登山道が整備されているので、
服装など装備を整えれば、
初めての人でも山頂まで、
到達する事も可能です。
ピーク時期は登山道が人で混雑する程ですから、
手軽に行ける感じがあります。
が、冬の時期は豹変します。
初心者の人は、
相当難易度が高いですから、
山頂を目指す際は心して挑んでください。
登山の手続き
特に手続きは必要ありません。
が登山計画所は必要でしょう
夏場との違い
夏場との違いを調べると
一番は強風のようです。
独立峰の富士山は、
強風が常に吹いて時には風速30mを、
超える事も珍しくないようです。
標高3776mでは、
気温も-20℃、時には-30℃になる事もあり、
地面は氷に覆われた世界です。
出典:http://blog.goo.ne.jp
強風で表面に積もった雪も、
吹き飛ばされるので、
常に氷がむき出しです。
気温も低い上に強風に晒されるので、
氷の密度は高くカッチカッチです。
冬登山用のアイゼンの爪も刺さらない程、
硬くなっている所もあるようです。
アイスリンクが斜面になっているようなもので、
足元が悪い所に強風で煽られるので、
滑落する人が多いのです。
滑落した場合は、
自力で落下を止めるのは至難の業です。
そのまま大怪我や、
最悪亡くなる事も珍しくありません。
まるでスキー場のように滑っていく様子が撮影されています。
急な場所だと斜度45°もあるようです。
45°だと上から見た場合は崖のように感じると思います。
下山の際は恐怖心を克服しないと、
帰る事が出来ないのかもしれません。
因みに滑落した人は、
撮影者の人達によって救助されたようです。
強風に対する技術に
「耐風姿勢」というのがあるのですが、
冬富士では耐風姿勢をとっても
吹き飛ばされるくらいの風が吹きます。
強風で体がもっていかれて、
滑ったときは「ああ、死んだ」と
頭によぎる事があるようです。
実際に上から滑落していく人がすぐ横を落ちていったり、
5人用の大型テントがテントごと、
吹き飛ばされた所を目の当たりしたなどの
書き込みが多数あります。
普段は死を身近に感じる事は、
ほとんどないですから、
冬の富士登山は相当危険な場所です。
山頂からの景色は別格!
ですが、
危険と隣り合わせの極限状態で、
山頂にたどり着いた時は、
景色がとても綺麗で感動します。
辛かった事もすべて忘れるくらい、
素晴らしい景色なのでしょう!
登山時期のルートは主に4つありますが、
PDFでダウンロードできるサイトがありました。
冬登山用ではありませんが、
是非参考にしてみてください。
PDFファイルは
こちらのサイトからダウンロードできます。
http://fujisan.rash.jp/motimono/map.html
まとめ
初日の出を見る為に、
富士山に登るには、
それ相応の技術と経験が必要です。
冬の富士登山は白い魔境と言われる程、
登山は難しいので、
初日の出が見たいからと、
軽い気持ちで昇ると、
大変な目に合うかもしれません。
麓から初日の出と一緒に、
見られる場所もあります。
ダイヤモンド富士と呼ばれていて、
とても綺麗です。
出典:https://retrip.jp/articles/2797/
初心者は無理せず麓で初日の出を楽しみましょう!
どうしても早く見たいという事であれば、
離島で見る方が時間とお金が掛かりますが安全です。
離島であれば、
富士山山頂よりも、
早くみられる場所があります。
今回調べてみて冬の富士山は、
とんでもなく危険だ、
という事だけは分かりました。
毎年登っている人がいますが、
本当に凄い人達ですね!